河野太郎氏講演「新たなエネルギー基本計画素案への提言」
3月2日、神奈川ネットの第37回総会が行われました。総会に先立ち、自民党衆議院議員の河野太郎氏をお迎えして標記の講演がありました。
河野氏は、日本の原子力政策の問題点をわかりやすく明確にお話してくださいました。高速増殖炉計画の先が見えず、核燃料サイクルは既に破綻し、再処理工場の稼働は無駄なコストをかけることになるだけです。しかし「再処理をやめる」と言うことは、再処理することを前提に、原材料として資産価値のある使用済み核燃料が、やめた途端に行き場のないゴミになってしまうため、政府は止めると言えない。このままでは、日本は核兵器の原料ともなる危険なプルトニウムを徒に保有することになりかねません。
脱原発への道筋は以下の3点が肝
①再処理はしない
②原発を新設しない
③省エネ・再エネ目標を持つ
高効率照明への切り替え等を徹底し、省エネを進める環境整備によって、3割の節電は可能である。ともおっしゃいました。
原発ゼロへの道筋をつけるために、私たちも地域から地道にアクションを続けていくことが大切です。
2013年11月9日東日本大震災・復興支援まつりの会場にネット・さがみはらの太陽光パネル(真ん中のパネル)を展示しました。いつもは事務所で携帯の充電などに使っています。