6・11脱原発100万人アクションに参加して

さよなら原発!エネルギーシフトなう!—子どもの未来のために一緒に歩こう—

脱原発デモに参加する山本裕子と岩本香苗
脱原発デモに参加する山本裕子と岩本香苗
「子どもたちの未来のために 原発をとめよう!」「原発はいらな〜い!」「今こそ、持続可能な自然エネルギーに変えよう!」「今こそひとりひとりが声をあげよう!」子どもからお年寄りまで、みんなの思いがシュプレヒコールとなって街にこだます。思い思いのカラフルなプラカードがゆれる。たくさんのひまわりの花がゆれる。脱原発を訴える歌が流れる。「脱原発」の意思表示をおおぜいの仲間と行うことの必要を強く強く感じた3000人の市民が、桜木町駅前に6月11日13時に集結し山下公園までスローテンポデモをした。(この日、日本各地で100万人アクションをめざして脱原発デモが多数実施された。)
スリーマイル、チェルノブイリ、フクシマと事故を重ねてしまって、やっと気が付いた。全部「うそ」だったんだ「安全神話?!」「原発は地球にやさしい?!」。こんな取り返しのつかないことになる前に、どうして気づかなかったんだろう。どうして原発反対に動かなかったんだろう。地震国日本の上に建つ54基の原発のなんと無責任な存在!私たちは責任を持って廃炉にしなくてはならない。
ノーモア・フクシマ!もう二度とこんな間違いを起こしてはならない。

歌と花と笑顔に彩られた、ひとりひとりの素直な思いを寄せあった明るくソフトなデモは、地球市民として、未来世代を守りたい熱い強い思いにあふれていた。私は、しみじみ「希望はこうしてみんなでつくるものなんだ」という確信につつまれた。

今、この運動の「種」をすぐに、身近な地域の運動にひろげよう。身近な地域にこそ隣人たちと手を取り合ってこの思いをひろげよう。暮らしの現場で、ひとりひとりが当事者となって力をあわせるアクションをひろげよう。さあ、脱原発から市民自治の大きな一歩が始まる。
                  山本裕子