スリーマイル、チェルノブイリ、フクシマと事故を重ねてしまって、やっと気が付いた。全部「うそ」だったんだ「安全神話?!」「原発は地球にやさしい?!」。こんな取り返しのつかないことになる前に、どうして気づかなかったんだろう。どうして原発反対に動かなかったんだろう。地震国日本の上に建つ54基の原発のなんと無責任な存在!私たちは責任を持って廃炉にしなくてはならない。
ノーモア・フクシマ!もう二度とこんな間違いを起こしてはならない。
歌と花と笑顔に彩られた、ひとりひとりの素直な思いを寄せあった明るくソフトなデモは、地球市民として、未来世代を守りたい熱い強い思いにあふれていた。私は、しみじみ「希望はこうしてみんなでつくるものなんだ」という確信につつまれた。
今、この運動の「種」をすぐに、身近な地域の運動にひろげよう。身近な地域にこそ隣人たちと手を取り合ってこの思いをひろげよう。暮らしの現場で、ひとりひとりが当事者となって力をあわせるアクションをひろげよう。さあ、脱原発から市民自治の大きな一歩が始まる。
山本裕子