相模原に新たなワーカーズ・コレクティブ誕生

3月28日、相模原市南区に新たなワーカーズ・コレクティブが誕生しました。「福祉クラブ生協 相模原世話焼きワーカーズコレクティブ ミモザ」(以下 ミモザ)です。ミモザは福祉クラブの安全・安心な食材を配達しながら、安否確認を行います。食材の使い方を伝えたり、組合員を子育て支援や家事介護など必要なサービスに繋いだりと、その名の通り”お世話焼き”をしながら、

 身近な地域で  もっとつながる  在宅ケアのお世話焼き

をモットーに安心して暮らすことのできる地域づくりをめざします。

今後は地域福祉ユニットで連携し、参加型福祉をひろげていきます。

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相模原市に第1号のワーカーズ・コレクティブ(以下 W.Co)が誕生して30年近くが経ちました。W.Coは地域の多様なニーズに合わせ、多様なサービスをつくり出すことができます。高齢者や子育て中の人、障害を持った人も、その人に合った働き方をすることができます。地域に多様なW.Co創出していくことが持続可能な地域づくりに繋がります。

2020年12月には、「労働者協同組合法」が成立しました。2年以内に施行されます。「協同労働」という働き方が法に位置づけられたことは評価できます。しかし、労働契約のあり方など、W.Coの実態からは受け入れがたい部分もあります。市民が主体的にまちづくりに取り組む手法としての活用が期待される一方で、私たちは、この機にW.Coの長年の活動実践から生まれた成果と課題を整理し、さらに前に進めていくことが必要ではないでしょうか。

持続可能な地域づくりをめざし、これからもW.Co運動・事業の実践を政策提案に繋げていきます。

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